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虫歯とは、口の中の細菌が生成する酸によって、歯が溶かされてしまう病気です。
口の中では常に、脱灰(だっかい=酸がカルシウムなどを溶かす作用)と再石灰化(さいせっかいか=溶け出した成分が歯を修復する作用)が繰り返し行なわれています。
通常、この2つの作用のバランスは保たれていますが、バランスが崩れて脱灰に再石灰化が追い付かなくなると、虫歯になってしまいます。
虫歯は、初期~中期症状であれば患部を削ってインレー(詰め物)やクラウン(被せ物)で処置できますが、後期症状になると抜髄(血管や神経などの集合組織である歯髄の除去)が必要になります。
さらに末期症状になると、抜歯して入れ歯やインプラントで歯の機能を回復することになります。
このようなことにならないために、たとえ自覚症状がなくても半年に1度は歯科医院で定期検診を受けましょう。
見過ごしがちな初期症状の虫歯の早期発見・治療ができ、完治までの治療期間の短縮や、治療費を抑えることにつながります。
なお、麻酔の注射を行なう必要がある場合、粘膜の表面に麻酔薬を塗布するなどして感覚を麻痺させ、患者様にできるだけ痛みを感じずに治療を受けていただけるよう心がけています。
根管治療とは歯根(歯の根)の治療のことです。
歯根の中には、歯髄(血管や神経などの集合組織)が通っているとても細い管がありますが、そこに細菌などが侵入して感染すると炎症を起こしてしまいます。そのような状態になった根管内をきれいにするための治療で、抜歯せずに歯を残すことを目的としています。
根管治療は、とても重要な治療です。
適切な根管治療がなされていない歯に補綴物を装着しても、根の中に膿がたまったり、根の周りに炎症が起こったら、せっかく装着した補綴物を外して再治療しなければなりません。
最悪の場合、抜歯の必要性も出てきます。
そのようなことにならないよう、歯髄を除去する際には、将来的に病変が出ないよう精密で丁寧な治療を行なう必要があります。適切な根管治療が、その歯の寿命を決定付けるといっても過言ではありません。
当院は、摂津市で行なっている成人歯科健康診査の受託歯科医療機関となっています。
歯を失う原因の80%が歯周病といわれている現在、年に1度は受託歯科医療機関で歯の健康診断を受け、お口の健康を守ることが大切です。
成人歯科健康診査の対象(40歳以上)となっている方は、ぜひ当院にお越しください。
たばこやアルコールによる赤ちゃんへの悪影響は以前から知られていますが、重度の歯周病の母親は、早産や低体重児出産の危険性が約7倍になるということがわかっています。
また、生まれたばかりの赤ちゃんのお口の中には虫歯菌はいませんが、母親に虫歯があると赤ちゃんに感染する恐れがあります。
そのようなことがないよう、当院では摂津市内の妊娠されている方を対象に妊婦歯科検診で治療と指導を行なっています。
出産前にお口の中の状況を把握して治療を行ない、ご自宅でもブラッシングなど適切なケアを継続していただくことで、母子ともに健康で過ごすことができます。
レジン床義歯は、床(しょう=土台部分)がレジン(プラスチック)でできている入れ歯で、通常最も多く使用されている入れ歯です。
メリット
デメリット
金属症義歯は、床が金属でできている入れ歯です。一般的に、入れ歯はレジンでできていますが、金属床は、上顎では粘膜の部分に、下顎では舌が触れる部分に金属を使用しています。
床がプラスチックのものに比べて1/3程度と薄く、違和感が少ないのが特徴です。
保険適用外の自費治療となるので、費用は100,000~200,000円となります。
メリット
デメリット
ノンクラスプ義歯は、金具を一切使わない部分入れ歯です。
柔らかい素材でできているので、曲げても割れません。また、金具を使用せず、素材は歯茎と同じピンク色なので、装着していても目立たないのが特徴です。
保険適用外の自費治療となるので、費用は50,000~100,000円となります。
メリット
デメリット
歯周病は、プラーク(歯垢)の中の歯周病菌が歯茎の腫れや出血を引き起こし、少しずつ歯槽骨(歯を支えている骨)を溶かしてしまう病気です。最悪の場合、歯が抜け落ちてしまうこともあります。
歯周病は、歯肉炎から歯周炎へと少しずつ進行していきますが、発症しても痛みがないため、気づいたときには重症になっていた、ということもあります。
歯周病予防のため、毎食後の丁寧な歯磨きでプラークコントロール(歯磨きで歯周病の直接の原因であるプラークの増殖を抑えること)を行ない、3~6ヵ月に1回、歯科医院でスケーリング(歯周ポケットの奥深くに付着した歯石などを、器具で除去すること)を受けましょう。
歯周病になっていたとしても軽症であれば、スケーリングを受けて2~3ヵ月プラークコントロールを励行することにより、健康な状態へと回復します。しかし重度の歯周病になると、スケーリングや歯磨きだけでは回復せず、場合によっては外科手術を行なう必要が出てきてしまいます。
そうならないためにも、日ごろから意識的にプラークコントロールを行ない、予防に努めましょう。
乳歯は、永久歯よりも薄くやわらかいので細菌に溶かされやすく、さらに再石灰化の力が弱いので、虫歯になりやすい傾向があります。また、お子様1人で歯磨きを行なっている場合、十分に磨けず磨き残しができてしまうことも、虫歯の原因となります。
乳歯は痛みを感じにくいため、虫歯になると急速に進行してしまいます。お子様の歯を虫歯から守るために、日ごろから保護者の方が仕上げ磨きを行なうなど、きちんと予防対策をしてあげてください。それと並行して、数ヵ月に1度は定期検診を受けましょう。早期発見・治療ができれば治療を受けるお子様自身の負担が減ります。また、歯科医院に慣れることができ、治療の嫌悪感が助長されることなく、精神的に楽に通院できるようになります。
フッ素はフッ素化合物(フッ素と別のものが化合した物質)のことで、地中、水中、すべての動植物などに存在する物質です。歯の表面に塗布して膜をつくり、歯に汚れを付着させないようにすることで、細菌から歯を守ります。
具体的な効果としては、再石灰化を促進して初期虫歯を修復したり、エナメル質を強化して酸に溶けにくい歯にしたり、抗菌作用で細菌の働きを妨げて酸の生成を抑制する、などがあげられます。また、他の物質の影響を受けにくく、安定性があることも知られています。
とくにお子様の歯は柔らかく、虫歯になりやすいので、フッ素塗布による虫歯予防はたいへん効果的です。1度だけの塗布ではなく、数ヵ月おきに繰り返し塗布すれば、さらに虫歯予防効果を高められます。
ホワイトニングとは、お茶やコーヒー、たばこなど日常的な飲食やし好品などが原因で着色してしまった歯を削らずに白くする治療です。歯にホワイトニング剤塗り、エナメル質に入り込んだ着色物質を分解して歯を白くします。
ホワイトニングは、歯科医院で行なう『オフィスホワイトニング』と自宅で行なう『ホームホワイトニング』の2種類に分けられます。また、両者を併用する『デュアルホワイトニング』もあります。
ホームホワイトニングは、ご自宅で就寝時などのお好きな時間に行なえる方法です。医院で患者様に合わせて作製したマウストレーを持ち帰り、そこに専用のホワイトニングジェルを入れて装着し、歯を白くしていきます。 お手軽で持続効果に優れ、歯へのダメージも少なく経済的にもお得です。 期間は歯の質や希望する白さによっても異なりますが、おおよそ2~4週間程度です。
歯科治療の材料に使用されている『銀歯』ですが、近年、これが金属アレルギーやアトピー性皮膚炎を引き起こす原因であることが確認されています。メタルフリー治療では、この銀歯を使用せずに治療を行ないます。
なお、健康保険が適用されない自費診療では、金合金やチタンなどを使用することがあります。
ご高齢の方や体が不自由な方など、ご自身で通院することが困難な方に適切な歯科診療を受けていただけるよう、歯科医師、歯科衛生士などのスタッフがご自宅などに直接お伺いして診療します。
治療器具など持ち運び可能な専用器材が一式揃っているので、患者様には一般的に歯科医院で受ける治療と同等の治療を受けていただけます。また、完治するまで責任をもって計画的に診療し、さらにその後の口腔ケアや定期検診も行なうので、継続的に口の中の健康管理をしていただけます。
PMTCは、歯科医院で専用器具を使用して行なう歯のクリーニングです。
自分で行なうブラッシングは、磨けているつもりでも実際には磨き残しができてしまいます。自分では落としきれない汚れや硬くなった歯石、着色などは、PMTCを行なうことで除去できます。これにより細菌も除去することができ、虫歯や歯周病の予防にとても効果的です。
数ヵ月に1度は歯科医院でPMTCを受け、口の中を清潔に保つよう心がけましょう。
歯や歯周病を予防する最も基本的なものは、毎食後のブラッシングです。きちんとブラッシングしているのに虫歯や歯周病になってしまった経験のある方は、「磨いている」だけで「磨けている」のではなかったのかもしれません。当院では患者様の生活習慣や食習慣を踏まえ、適切なブラッシングを行なえるよう、歯ブラシ・歯磨き剤の選び方からブラッシングの方法まで丁寧に指導しています。
皆さんは、歯科医院で治療を受ける際、治療内容に100%納得できているでしょうか。「抜歯と言われたけれど、抜かずに済む方法はないのかな?」など、歯科医師の見解に疑問を持つ方もいらっしゃることでしょう。このようなときは、ぜひ他院の歯科医師に意見を求めてください。
歯科医師によって得意分野や見解が異なるため、同じ症状でも治療法・方針が変わってくるのは珍しいことではありません。より良い歯科治療を受けようとするのであれば、複数人の歯科医師にどのような治療法が望ましいのか意見を求め、その中から自分にとって最適だと思われる治療を行なってくれる歯科医院を選ぶことが大切です。
このように複数人に意見を求めることを『セカンドオピニオン』といいますが、当院ではセカンドオピニオンも積極的に受け入れています。他院での診断に不安を持たれた方や、治療法の選択肢を増やしたい方は、遠慮なさらずお気軽にご相談ください。
当院は大学病院・他院と連携し、患者様にさらに確実な治療を受けていただけるようにしています。
親知らずなどで難抜歯になることが予想される患者様や、難治性の顎関節症の患者様には、より専門的な設備の整った大阪大学歯学部附属病院歯科口腔外科をご紹介し、そちらで治療を受けていただくこともあります。
その他、矯正治療が必要な患者様には矯正専門医をご紹介しています。